TMATトルコ南東部地震派遣活動致しました

2023年2月6日、トルコ南東部にて、地震が発生しました。余震も多く発生しています。 この地震により亡くなられた方々にお悔やみ申し上げます。また、被災されました方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、より多くの方が救われ、1日も早く平穏な日常を取り戻すことができるよう、お祈り申し上げます。

TMAT(特定非営利活動法人)は、世界の人々の生命と健康を守るため、医療・災害支援・教育などの総合的な医療支援を各国政府やNGO、地域団体と協力しながら活動しているNPO団体です。

当院からは薬剤部 坂口結斗さんが派遣されました。

薬剤部 坂口結斗さん　派遣活動についての感想

被災された方の多くはテントや仮設住宅に住み、強く生きていました。余震が怖く、自宅が潰れていなくても住むことはできないと話していて将来が見えない中で不安や心配が非常に多くあるのだと感じました。

親族や友人を亡くされた方や家が潰れてしまった方も多くいましたが、トルコの人は横の繋がりが強く、知らない人達でも支えあい協力しあって、生活していました。

日本人への信頼は厚く、文化の違いを気にせずに、医療を受けていただけました。

災害急性期は、医療ニーズが多くあるにも関わらず、医療行為を受けられない人が存在します。普段通院できていた患者さんもその一人です。特に災害時は大きな外傷や症状が注目されがちですが、軽症の患者さんや風邪症状の患者さんなど、こういった方々のほうがむしろ多い印象を受けました。こういった方々を多く手助けすることが現地の医療を少しでもサポートできるのではないかと思います。

災害時に国境は関係ないが、正当な医療活動を実施するためにも信頼が一番大事であると思いました。信頼を得るためにも、自分達が実施してきた内容を広く公開し、TMATという組織を認知してもらうことが必要であると感じました。