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研究課題名

COVID-19流行下における集中治療室の医療ひっ迫と臨床転帰との関連についての検討

研究期間
実施許可日 ~  2026年 3月  31日
研究の対象
2019年1月~ 2022年2月の間に中部徳洲会病院および共同研究機関の集中治療室に入室した非COVID-19患者さん
研究の目的・方法
研究目的:COVID-19の流行により医療のひっ迫が起こりました。ICUにおける診療状況の変化についてはすでに報告されておりますが、医療ひっ迫を加味した評価はされておりません。各施設の医療ひっ迫状況を踏まえて評価することで、バンデミックが起こった時の医療体制の整備の備えになることを目的とします。


研究の方法: 本研究は、診療録(カルテ)情報や既存のデータベースを調査して行います。カルテから使用する内容は重症 COVID-19患者の入退室日です。これにより各施設の重症 COVID-19診療期間を同定します。また、日本ICU患者データベース(JIPAD)にデータを登録している施設が参加しているため、そのデータベースから、以下の情報を調査します。
・患者背景、ICU在室中の診療情報、重症度スコアとそれによる予測死亡率
・人工呼吸管理日数、ICU滞在日数およびICU転帰、入院日数および院内転帰
JIPADのIDを研究用のIDとして用いますので、個人の特定はできません。これをメールで、広島大学に提供し、解析に用いられます。
研究に用いる試料・情報の種類
情報:年齢、性別、病歴、血液検査結果、画像検査結果等、病名、入退院日、ICU入退室日、重症度スコア、人工呼吸や補助循環などのICUでの治療に関する情報、転帰
外部への試料・情報の提供
広島大学への情報提供は、パスワード設定されたCS∨ファイルをメールで送付することで行います。
利用または提供を開始する予定日
2023年10月25日
個人情報の保護
情報を提供する前に、氏名・生年月日・住所等の特定の個人を識別できる記述を削除し代わりにJIPDのIDを使用して、どなたのものか分からないよう加工した上で提供します。個人と連結させるための対応表は、各施設の研究責任者が保管・管理します。
研究組織
研究代表機関の研究責任者
 広島大学大学院医系科学研究科救急集中治療医学科
 教授 志馬伸朗
研究代表機関の長
 広島大学理事 田中純子
研究代表者
 広島大学大学院医系科学研究科救急集中治療医学
 教授 志馬伸朗

共同研究機関
・JA広島総合病院 救急・集中治療科 櫻谷正明
・浜松医科大学医学部附属病院 青木善孝
・神戸市立医療センター中央市民病院 EICU、GICU 嶋日博樹
・飯塚病院 集中治療部 川上大裕
・中部徳洲会病院 集中治療部 平田旭
・東京ベイ浦安市川医療センター 三反日拓志
・山形大学医学部附属病院 中根正樹
・堺市立総合医療センター 熊澤淳史
・静岡県立総合病院 太田啓介
・鳥取大学医学部付属病院 森山直樹
・獨協医科大学病院 内田雅俊
・倉敷中央病院 入江洋正
・東京慈恵会医大附属柏病院 又市啓輔
・東北大学病院 小林直也
・東京慈恵会医科大学附属葛飾医療センター 福島東浩
・福山市民病院 麻酔科 石井賢造
・福山市民病院 救急科 柏谷信博
・自治医科大学附属さいたま医療センター 塩塚潤二
・群馬大学医学部付属病院 杉本健輔
・中東遠総合医療センター 松島暁
・横浜市立みなと赤十字病院 熊城伶己
・大阪大学医学部附属病院 小山有紀子

研究への利用を辞退する場合の連絡先・お問合せ先
研究に情報が用いられることについて、研究の対象となる方もしくはその代諾者の方にご了承いただけない場合は、研究対象としませんので下記の連絡先までお申し出ください。なお、お申し出による不利益が生じることはありません。ただし、すでにこの研究の結果が論文などで公表されている場合には、提供していただいた情報や試料に基づくデータを結果から取り除くことが出来ない場合があります。なお公表される結果には、特定の個人が識別できる情報は含まれません。
また、本研究に関するご質問等あれば下記連絡先までお問い合わせください。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報等の保護や研究の独創性確保に支障がない範囲内で、研究計画書および関連書類を閲覧することができますので、お申し出ください。

【研究代表機関の連絡先】
広島大学病院 救急集中治療科
担当者:菊谷知也
〒734-8551 広島県広島市南区霞1-2-3
電話番号:082-257-5456

【当院の連絡先】
中部徳洲会病院 集中治療部
担当者:平田旭
住所:〒901-2393 沖縄県中頭郡北中城村字比嘉801
電話番号:098-932-1110(代表)

(2023年12月5日作成)

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